LinuC Level 1に合格するまでにやったこと

Linuxを何から始めたらいいか分からず、とりあえず目指したのがLinuC Level 1でした。101で1回、102で2回落ちて、途中でLPICにも寄り道しています。約4か月半、Udemy・Ping-t・あずき本をどう使い分けたのか、そのときに何を思っていたのかを、AIとのやりとりの記録から振り返ります。

目次
  1. なぜLinuCだったのか
  2. LinuC Level 1は2つの試験
  3. 教材は3つ
  4. 101:暗記の修行
  5. Udemyのあと、Ping-tで正答率2〜3割
  6. 「101は、とりあえず暗記」
  7. 600問を1周するのに、1か月
  8. 1回目:不合格
  9. LPICへの寄り道
  10. 1週間待てなくて、LPICを申し込んだ
  11. バスに乗れず、遅刻して受験
  12. 結果:不合格。「Lpic 大っ嫌いです」
  13. 101 2回目:合格
  14. 102:手を動かせる試験
  15. 101より、楽しい
  16. 「意味がない気がしてきた」
  17. 1回目:Ping-tを1周もできずに受けた
  18. 2回目:苦手な2分野だけやって、また不合格
  19. 3周してから受ける
  20. 3回目:合格
  21. 振り返って、今ならこう勉強する
  22. おわりに

資格の勉強法を振り返るシリーズの3本目です。これまでに、AWS CloudOpsと、Cloud PractitionerとSAAの話を書きました。

今回は、LinuC Level 1です。2025年9月に勉強を始めて、2026年1月に合格しました。

LinuCも、勉強中にAIへ質問したやりとりが、ほぼ全部残っていました。それを読み返しながら書いています。

なぜLinuCだったのか

勉強を始めた日、AIにこう送っています。

Linuxの学習をしようと思っていますが何から始めたらいいのかわからず、とりあえずLinuc level1の資格合格を目指そうと思いました。

理由も一緒に書いていました。

  • ターミナル(黒い画面)を使いこなせたら、かっこいいから
  • サーバーのことが分からないから
  • 一生ものの知識だと聞いたから
  • CLI型のAI(ターミナルで動かすAI)を使えるようになりたいから

何から始めればいいか分からないとき、資格は目標の形を決めてくれます。LinuCを選んだのは、そのくらいの理由でした。

LinuC Level 1は2つの試験

LinuC Level 1は、101試験と102試験の2つに合格すると認定されます。どちらから受けてもかまいません。私は101から受けました。

LinuC Level 1の受験の流れ101は、1回目が不合格。LinuCを受け直せるまでの間にLPICの101を受けて不合格。LinuCの101の2回目で合格した。102は、1回目と2回目が不合格で、3回目で合格した。101不合格1回目不合格LPIC 101合格2回目102不合格1回目不合格2回目合格3回目
LinuC Level 1の受験の流れ(点線の丸はLPICへの寄り道)
試験 結果
101 1回目(2025年11月23日) 不合格
LPIC 101(11月29日) 不合格
101 2回目(12月6日) 合格
102 1回目(2026年1月10日) 不合格
102 2回目(その1週間後) 不合格
102 3回目(1月24日) 合格

101で1回、102で2回落ちています。間に1回、LPICという別の試験にも寄り道しました。

教材は3つ

教材 どんなものか 使い方
Udemy 動画の講座 全体のイメージをつかむ。流し見でいい
Ping-t Webの問題集 ひたすら問題を解く。スマホでも解ける
あずき本 参考書(通称。表紙があずき色) 問題を解いたあとに、頭を整理する

当時、この3つの使い分けをこう決めています。

やる気がないときはUdemy 読めるときはあずきぼん(AppleBook) って感じで学習を1日5分でも続けていきます。

あずき本は、最初に紙で買いました。そのあと、AIに質問しやすいように、電子書籍でも買い直しています。分からないところを、そのままAIに見せて聞けるからです。

101:暗記の修行

Udemyのあと、Ping-tで正答率2〜3割

最初はUdemyの講座を、ほぼ流し見しました。101の範囲を8割ほど見たところで、Ping-tに移っています。

意味わかんなくて正答率30%ぐらいですけど・・・

解きはじめの正答率は、こんなものでした。

「101は、とりあえず暗記」

問題を解いているうちに、101という試験の性格が見えてきました。

なんかよくわからなくてもとりあえず暗記することでITの世界CLIの世界に触れさせようって感じなのがLInuc 101な気がしてきました

101は、コマンドやオプション、設定ファイルの名前を覚える問題がとにかく多いと感じました。手元のMacのターミナルで試せるものばかりでもないので、意味が分からないまま覚えるしかない場面がたくさんありました。

修行ですね・・・ 苦行ですね・・・ 辛いわ・・・

600問を1周するのに、1か月

Ping-tの101の問題は、当時600問ほどありました。1周し終えたのは、11月12日でした。

やっと101の試験を1周した気がします・・・ 600問・・・多すぎるぜ・・・

1回目:不合格

11月23日、101の1回目を受けました。前の日は、どうしても気力がわかず、夜の8時まで1問も解けていません。

結果は不合格です。

LPICへの寄り道

1週間待てなくて、LPICを申し込んだ

LinuCは、落ちた試験を受け直せるのが、最短で翌週の同じ曜日からです(再受験ポリシー)。その1週間が待てませんでした。

そこで、LPICの101を申し込みました。LPICも、LinuCと同じくLinuxの資格です。試験の範囲も、名前も似ています。

補足

LinuCはLPI-Japanが、LPICはLPIという国際的な団体が運営しているLinuxの資格です。範囲は似ていますが、別の試験です。

バスに乗れず、遅刻して受験

試験の日の朝は、苦手な分野を1時間だけやって、残りは間違えた問題を解き直してから出かける予定でした。

ところが、バスが満員で乗れませんでした。次のバスだと、着くのは試験の開始時刻ちょうど。会場に入るまでを考えると、5〜10分は遅れることが、乗る前に決まりました。

結果:不合格。「Lpic 大っ嫌いです」

結果は不合格。そのあとAIに送ったメッセージが、これです。

あずき本は一切取り組んでないのでそれが終わったらlinuc 101を受験します。もう疲れた…そしてlinuc102へ進みます。 Lpic 大っ嫌いです

LinuC向けのPing-tの問題で練習して、LPICを受けていました。出題の形がかなり違うと感じて、ほとんど歯が立ちませんでした。範囲が似ていても、別の試験は別の試験です。

101 2回目:合格

12月6日、LinuCの101を受け直しました。

前の日に、あずき本の模擬テストを解いています。結果は60問中29問。半分も取れていません。

試験会場へは、高速バスで1時間ほどかかります。荷物を増やしたくなかったので、バスの中ではスマホでPing-tを解きつづけました。

結果は、合格。ただし、あとからAIに話したとおり、「ギリギリ」でした。

102:手を動かせる試験

101より、楽しい

12月7日から、102の勉強を始めました。始めてすぐ、101との違いを感じています。

Linuc102の方が暗記するものが少なく、そして実践してみることができるものが多く楽しい気がしています。

102には、シェルやネットワーク、システムのサービスなど、実際にターミナルで試せる内容が多く入っています。覚えるだけだった101より、意味をつけて覚えやすい試験でした。

ちなみに101の勉強には、約3か月かかっています。

「意味がない気がしてきた」

それでも、12月の半ばには、気持ちが落ちていました。

なんか・・・ Linucや資格学習を頑張っても意味がない気がしてきました・・・・・

だってLinuc Level1ってびっくりするぐらい学習している実感がないんだもん・・・

このころは、LinuC Level 1を「実務で使うためではなく、ターミナルへのアレルギーをなくすための修行」だと考えていました。

1回目:Ping-tを1周もできずに受けた

年が明けて、1月1日の時点で、Ping-tの102の正答率は10%ほど。試験まで9日でした。

試験の2日前には、こう送っています。

あーあ・・・あと2日しかないのにPing-t1周も終わってねぇや・・・やっちまいましたね・・・w

1月10日、102の1回目。

全然駄目でした。不合格でした。

102は、選択肢を選ぶだけでなく、コマンドを書かせる問題も多めだと感じました。

2回目:苦手な2分野だけやって、また不合格

結果のレポートで、点数が低かった分野が2つありました。1週間後の2回目までは、その2つだけを重点的にやっています。

結果は、また不合格でした。

全くのノータッチ(1週間システム管理は読んですらない)だとガクッと点数が下がったので来週までに全体を1周しようと思います!

苦手な分野は上がりました。でも、1週間触らなかった分野の点数が、大きく下がっていました。

3周してから受ける

2回目に落ちた次の日、AIにこう送っています。

なんか試験に取り組むタイミングとして 問題集を3周してから臨むのが自分のスタイルな気がしてきました・・・ 頭ではわかっているけど継続するのがストレスでその前に受験してたから体感することができましたw

振り返ると、101の1回目も、102の1回目と2回目も、問題集を3周しきる前に受けて落ちています。101に受かった2回目は、ちょうど3周目に入ったところでした。

102の3回目までの1週間は、Ping-tの記録をいったん消して、全分野を解き直しました。これが3周目です。

全然合格できないけどなんか愛着すら湧いてきましたねw

3回目:合格

試験の前の日の夜は、こんな予定でした。

今から犬の散歩 犬のシャワー お風呂 1時間の学習 寝る

1月24日、片道2時間かけてテストセンターへ行き、102の3回目を受けました。

結果は、合格。これで、LinuC Level 1の認定になりました。

振り返って、今ならこう勉強する

  1. 101は割り切って覚える。102は手を動かす。同じLevel 1でも、2つの試験は性格がかなり違いました
  2. 問題集は3周してから受ける。私は、3周しきる前に受けた回は、すべて落ちています。SAAのときも、3周してやっとギリギリでした
  3. 直前は、苦手な分野だけでなく全体を1周する。苦手だけをやると、ほかの分野が落ちます
  4. 教材は、気分で選べるようにしておく。やる気がない日はUdemy、読める日はあずき本、スキマ時間はスマホでPing-t。どれか1つは手に取れるようにしておくと、1日5分でも続きます
  5. 落ちたら、同じ試験を受け直す。待てずに別の試験へ寄り道しても、近道にはなりませんでした

補足

これは私1人の体験です。LinuCの受け直しの決まりや出題の形は変わることがあるので、受ける前に公式の案内を確認してください。

おわりに

勉強しているあいだは、ずっと「修行」でした。学習している実感はなく、意味がない気がした日もあります。

それでも、あとから効いてきました。CloudOpsの勉強でAWSのハンズオンをしたとき、サーバーを起動するときに動かすスクリプトの意味が、LinuCで触れたシェルのおかげでイメージできました。

そして、勉強を始めた日に書いた「CLI型のAIを使えるようになりたい」も、今は叶っています。このブログの記事は、ターミナルで動くClaude Codeと一緒に作っています。

101で1回、102で2回。4か月半かかりましたが、取ってよかったと思っています。