エアコンは「どこで買うか」で20万円変わる。高気密の新築で選んだ買い方
新築の平屋につけるダイキンのエアコン2台を、どこで買うかで何日も迷いました。プロショップ・ヨドバシ・ネット通販の見積もりを並べると、総額に20万円以上の差。高気密住宅でいちばん気になる壁の穴あけと気密処理をどう考えたか、本体はネット、取付はくらしのマーケットに決めるまでの記録です。
佐賀市にマイホームを建てています。平屋で、長期優良住宅です。気密はC値1以下の高気密・高断熱の家です。
エアコンはリビング用と寝室用の2台をつけます。リビングはLDK18畳に、つながっている3畳・3畳・8畳も含めて、全部で約32畳を1台で冷やしたい。しかも一年中つけっぱなしの予定です。
「エアコンはダイキン」とはすぐ決まりました。ところが、そこから「どこで買うか」で何日も悩むことになります。同じように迷っている人の参考になればと思い、調べたことと最終的な結論を残しておきます。
注意
これは買う前の検討メモです。本体も取付も、まだ注文していません。金額は見積もりを取ったりネットで調べたりした時点のもので、取付費はこれから見積もります。
機種はこう決めた
リビング:AX 18畳(S566ATAP)
前回の記事では「リビングはEシリーズにします」と書きました。あれは家電量販店の値段を見て、上位の機種を諦めた結果でした。
ところが、買い方を工夫すれば安くなるとわかりました。それなら、AXがそりゃあいい。というわけで、リビングはAXに変更です。
- 住宅会社向けのモデルで、量販店で売っているAシリーズとほぼ同じ中身です。
- さらら除湿で部屋が冷えすぎず、とても弱い運転でも快適さを保てます。
- 省エネ性能が高く、電気代はEシリーズより年に約1.4万円安くなります。単純に計算すると、約6年で本体の差額を取り戻せます。
- 32畳を1台でまかなうので、冷房に余力のある18畳にしました。
補足
電気代の差は、価格.comに載っていた18畳クラスの年間電気代(E:57,186円、AX:43,335円)で単純に計算したものです。実際の電気代は使い方や電気料金で変わります。
寝室:E 6畳(S226ATES)
寝るときだけ使う部屋なので、シンプルな機種で十分と判断しました。
検討した買い方は5つ
- ハウスメーカーにお願いする:ハウスメーカー経由の電気屋さんなら、家の構造がわかっていて安心。ただ、割高になりがちです。
- ダイキンプロショップ:ダイキン公式の10年延長保証に入れます。「専門店だから安いかも」と期待していました。
- ヨドバシ(量販店):ポイントが大きく、店頭で相談できます。工事まで窓口がひとつで済みます。
- 九電のオンラインストア:地元の電力会社なので安心感がありました。
- ネットで本体だけ買い、取付は別の業者に頼む:いちばん安くなりそうです。ただ、工事の質は自分で業者を選ぶ目にかかっています。
見積もりを並べてみたら…
金額を比べたのは次の4つです。どれもエアコン2台分で、いちばん下だけ取付費がまだ入っていません。
| 買い方 | 2台の総額(税込) | メモ |
|---|---|---|
| ダイキンプロショップ(地元の1店) | 572,000円 | 10年保証は2台で+26,400円 |
| ヨドバシ | 547,580円 | 標準工事のみ。ポイント約8.2万pt付きで、実質は約46.6万円 |
| 家電のSAKURA(楽天)+提携業者の工事 | 330,970円 | 標準工事込み |
| ネットで本体+くらしのマーケット | 285,970円+取付費 | 本体は家電のSAKURAで買う想定。取付費はこれから見積もり |
まず驚いたのは、プロショップがいちばん高かったことです。「量販店より5〜15万円くらい安いのでは」と思っていたので、見積書を見たときは正直ガッカリしました。しかも、穴あけや気密処理は見積もりに入っていませんでした。「記載のないことは全て別途」です。
ヨドバシはポイントを値引きとして考えても実質46万円台でした。本体の価格そのものが高いんですよね。
一方、ネットならAX 18畳の本体が220,600円です。ヨドバシのAシリーズ18畳(388,300円)より約17万円も安い。この差は大きいです。
いちばん不安だったのは「新築の壁に穴をあけること」
値段だけ見ればネット一択です。それでも迷った理由は壁の穴でした。
高気密住宅なので、配管の穴の処理がいい加減だと気密性能が落ちます。新築の壁に最初の穴をあけるのは、正直こわい。ハウスメーカーからも「先に穴だけあけておくのはおすすめしない」と言われました。つまり、取付業者が当日に穴をあけて、気密処理まできちんとやってくれるかどうかがすべてです。
調べてみると、穴をパテでふさぐところまでは標準工事に入っていることが多いようです。でも、スリーブやコーキング、発泡ウレタンまで含めた気密処理は、どこで買っても標準工事には入っていないことがほとんどでした。
ヨドバシでもプロショップでも、結局は「担当する作業員しだい」です。
それなら、作業する人を自分で選べるほうが安心なのでは? と考えるようになりました。
結論:本体はネット、取付はくらしのマーケットで評価の高い方に
くらしのマーケットのいいところは次の4つです。
- お店ごとの口コミが見える:量販店だと誰が来るかわかりませんが、ここなら口コミを読んで「このお店に頼む」と決めてから依頼できます。当日来る人は、メッセージで確認します。
- 事前にメッセージで確認できる:高気密住宅であること、気密処理をしてほしいことを、頼む前に伝えて相談できます。
- 料金が先にわかる:標準取付やオプション(化粧カバー、200V対応など)の値段がページに書いてあります。
- 地元の業者さんが多い:佐賀市の近くでも、エアコン取付の経験が豊富な方が見つかりました。
予算の目安は、取付が2台で数万円かかったとしても総額35万円前後です。プロショップより約22万円、ヨドバシの支払額より約20万円安くなる計算です。ヨドバシはポイントを引いた実質で比べても、約12万円の差があります。
くらしのマーケットで業者を選ぶときに見たポイント
- エアコン取付の口コミが多く、評価が高いこと(特に新築・木造の口コミ)
- 「気密処理」「高気密住宅」に触れた口コミや、お店の説明があること
- 穴の位置を、筋交いや柱を避けて決めてくれること(下地センサーなどで確認してくれるか)
- 200Vの機種と、化粧カバーに対応していること
- 自社での工事保証があること
依頼する前に送ったメッセージ(例)
新築の木造平屋(C値1以下の高気密住宅)です。ダイキンのエアコン2台(18畳の200V機1台、6畳の100V機1台)の取付をお願いしたいです。配管の穴は未開口のため、当日の穴あけと、スリーブ・パテ・コーキングなどによる気密処理をお願いできますか? 化粧カバーの費用と、穴あけの追加料金があれば教えてください。
割り切ったこと・注意点
- メーカー保証は1年(冷媒系統は5年):延長保証はネットショップの有料プランで補う予定です。故障したら、どこで買ってもダイキンの修理窓口に頼めます。
- 工事の保証は取付業者が担当:本体の不具合はメーカー、取付の不具合は業者、と窓口が分かれます。
- コンセントの確認:リビングのAXは200V、寝室のEは100Vです。コンセントの形をハウスメーカーに確認しておきます。
- 本体の届け先と保管:取付は引き渡しの後です。私が見た時点では、買う予定の商品は代引きと日時指定ができませんでした。受け取りと取付日をどう合わせるかは、これから詰めます。
- 価格は日によって変わる:ネットの価格もキャンペーンも変わるので、買う直前にもう一度確認します。
まとめ
- エアコンは「どこで買うか」で20万円以上変わる。
- プロショップが安いとは限らない。保証の安心感にお金を払うイメージ。
- 高気密住宅で本当に大事なのは誰が穴をあけて、気密処理をするか。
- だったら、本体はネットで安く買い、取付は口コミで選んだ人に任せるのがわが家の正解でした。