ハウスメーカーを調べ尽くした結果、余計に決められなくなった話 ― 家づくり記録②

家を建てると決めたものの、住宅の知識はほとんどありませんでした。YouTubeを中心に、大和ハウス・積水ハウス・セキスイハイム・一条工務店などの特徴を調べては妻にプレゼンする日々。ところが、調べれば調べるほど、どのメーカーも良く見えて決められなくなった、という記録です。

目次
  1. まずはハウスメーカーの全体像を知りたかった
  2. 情報収集の中心はYouTube
  3. 調べて分かったハウスメーカーの特徴
  4. 大和ハウス|高価格だけど、音響や耐震性が魅力
  5. 積水ハウス|とにかくおしゃれ。でも高い
  6. セキスイハイム|理系の人が考えたような合理的な家
  7. 一条工務店|性能の割に価格が抑えられている?
  8. タマホーム|価格の安さが魅力
  9. ミサワホーム|洋風で高級感のある住宅
  10. スウェーデンハウス|木のぬくもりを大切にした北欧住宅
  11. 7社の印象をまとめると
  12. ほかにも、さまざまなメーカーを調べた
  13. 調べるのは私、決めるのは妻
  14. 調べ尽くした結果、決められなくなった
  15. それでも、気になっていたメーカーはあった
  16. まとめ|調べるだけでは、答えは出なかった

家を建てることを決意した私たち夫婦。

前回は、そもそもなぜ一軒家を建てようと思ったのか、そのきっかけについて書きました。今回は、その続きです。

家を建てると決めたものの、私は住宅についてほとんど知識がありませんでした。

「ハウスメーカーって、どこがいいんだろう?」

「そもそも、メーカーによって何が違うんだろう?」

そんなところから、私のハウスメーカー調査が始まりました。

そして、調べに調べた結果、どうなったのか。

結論から言うと、調べれば調べるほど、決められなくなりました(笑)。

まずはハウスメーカーの全体像を知りたかった

家づくりを始めた当初、私が知りたかったのは、大きく分けて3つでした。

  • ハウスメーカーごとの価格帯
  • それぞれのメーカーの特徴や強み
  • 住宅業界全体のグレード感

ローコスト住宅から高価格帯の住宅まで、どんなメーカーがあるのか。

価格が高いメーカーは、何が優れているのか。反対に、価格が安いメーカーは、何が違うのか。

まずは、そういった全体像を把握したかったんです。

情報収集の中心はYouTube

特によく利用したのがYouTubeでした。

実際に家を建てた方の体験談はもちろん、住宅メーカーで働いている方や、住宅業界で経験を積んだ方の解説動画も参考にしました。

  • 実際に建てた人だからこそ分かること
  • 住宅業界で働いている人だからこそ知っていること

どちらの情報も参考にしながら、各メーカーの特徴を調べていきました。

気になることがあれば、また検索する。新しいメーカーを知ったら、そのメーカーについても調べる。そんなことを繰り返していました。

調べて分かったハウスメーカーの特徴

ここからは、当時私が調べていたハウスメーカーについて紹介します。

補足

ここで書くのは、あくまで家づくりを始めた当時の私が抱いていた印象です。実際の住宅性能や価格帯は、商品や仕様によって異なるため、その点はご了承ください。

大和ハウス|高価格だけど、音響や耐震性が魅力

大和ハウスは、かなり高価格帯のメーカーという印象でした。

特に気になっていたのが、音響や防音に関する技術です。

私の妻は音楽をやっています。そのため、音響面に強みがある住宅メーカーなら、妻にも合っているのではないかと考えました。

さらに、耐震性や保証についても充実している印象がありました。

ただし、問題は価格。

「良さそうだけど、やっぱり高いよな……」

そんな印象を持っていました。

積水ハウス|とにかくおしゃれ。でも高い

積水ハウスは、デザイン性の高い住宅メーカーという印象でした。

外観も内装もおしゃれ。住宅そのものの質感にも高級感がある。

ただ、こちらも価格が高い。当時の私にとっては、魅力的だけれど予算面が気になるメーカーでした。

セキスイハイム|理系の人が考えたような合理的な家

個人的に、最初からかなり気になっていたメーカーです。

セキスイハイムは、工場生産によるユニット工法が特徴の1つ。住宅を工場で生産することで、品質の安定化を図っています。

そんな特徴を調べていて、私はこう思いました。

「理系の人が家をつくったら、こんな家になるんだろうな」

もちろん、これは完全に私の個人的な印象です(笑)。でも、合理性や機能性を重視しているように感じたんです。

当時の私は、家づくりに対してこんな考えを持っていました。

「家を建てるなら、機能重視一択でしょ!」

だからこそ、セキスイハイムにはかなり興味がありました。

価格帯については、ハイグレードとミドルグレードの中間くらいという印象でした。

一条工務店|性能の割に価格が抑えられている?

一条工務店については、住宅性能の高さが印象的でした。

特に気になったのは、気密性や断熱性、そして床暖房です。

「こんなに性能が充実しているのに、価格とのバランスも良さそう」

そんな印象でした。木造住宅という点も特徴的でした。

ただ、後から考えると、一条工務店は決して単純なローコストメーカーではありません。当時は、住宅性能に対するコストパフォーマンスが高そうだと感じていた、というのが正確なところです。

タマホーム|価格の安さが魅力

タマホームについては、とにかく価格が安いという印象でした。

住宅を建てるとなると、当然ながら予算は重要です。そのため、比較的価格を抑えられるメーカーとして認識していました。

ミサワホーム|洋風で高級感のある住宅

ミサワホームは、洋風でおしゃれな住宅という印象でした。

デザインに特徴があり、価格帯も高め。当時の私には、高級感のある住宅メーカーというイメージが強く残っています。

スウェーデンハウス|木のぬくもりを大切にした北欧住宅

スウェーデンハウスは、名前のとおり北欧風の住宅という印象でした。

特に魅力的だったのが、木のぬくもりを感じられること。木材を大切にしているように感じました。

ほかのメーカーとは少し違った、独特の雰囲気が印象的でした。

7社の印象をまとめると

ここまでの7社を、当時の印象のまま並べるとこうなります。

ハウスメーカー 当時の印象 価格の印象
大和ハウス 音響・防音の技術、耐震性や保証 かなり高い
積水ハウス デザイン性、おしゃれで高級感がある 高い
セキスイハイム 工場生産のユニット工法、合理的・機能的 ハイとミドルの中間くらい
一条工務店 気密性・断熱性・床暖房、木造住宅 性能の割に抑えられていそう
タマホーム とにかく価格が安い 安い
ミサワホーム 洋風でおしゃれ、高級感がある 高め
スウェーデンハウス 北欧風、木のぬくもり ―

ほかにも、さまざまなメーカーを調べた

もちろん、調べたのはこの7社だけではありません。ほかにも、さまざまなハウスメーカーについて情報を集めました。

ハウスメーカー 主な特徴
住友林業 木造住宅、木の質感、設計自由度
三井ホーム 洋風デザイン、木造住宅、全館空調
ヘーベルハウス ALCコンクリート、耐火性、耐震性
パナソニック ホームズ 空気環境、住宅設備、タイル外壁
トヨタホーム 工場生産、鉄骨住宅、長期保証
アイ工務店 間取りの自由度、空間活用、断熱性能
アキュラホーム 木造住宅、設計自由度、コストとのバランス
桧家住宅 全館空調「Z空調」
クレバリーホーム 外壁タイル、メンテナンス性
ヤマダホームズ 住宅設備、幅広い商品ラインアップ

補足

こちらは各メーカーの代表的な特徴を整理した補足情報です。当時、すべてのメーカーについて同じ深さで調べていたという意味ではありません。

こうして見てみると、本当にさまざまなメーカーがあります。

  • 住宅性能に力を入れているメーカー
  • デザイン性を重視しているメーカー
  • 価格とのバランスを重視しているメーカー

それぞれに特徴があり、強みがある。調べれば調べるほど、その違いが見えてきました。

調べるのは私、決めるのは妻

さて、ここで少し我が家の話を。

当時、ハウスメーカーについて調べていたのは、主に私でした。

YouTubeを見て、各メーカーの特徴を調べて、価格帯や住宅性能について情報を集める。そして、調べた内容を妻にプレゼンする。そんなことを繰り返していました。

一生懸命調べて、熱心にプレゼンする私。一方で、ほとんど調べないものの、実質的な決定権を握っている妻。

まるで、社長に企画を提案する社員のような構図です。

調べるのは私、決めるのは妻左が調査担当の私。YouTubeで調べて、一生懸命プレゼンする。右が決裁担当の妻。ほとんど調べないが、決めるのは妻。私から妻へ、資料を渡す矢印が向いていて、社員が社長に企画を提案するような構図になっている。調査担当私決裁担当妻プレゼンYouTubeで調べる一生懸命プレゼンほとんど調べないでも決めるのは妻
調べるのは私、決めるのは妻。社長に企画を提案する社員のような構図

調査担当は私。決裁担当は妻。

いや、なんでそうなるんだろう……(笑)。

まぁいいけどw

調べ尽くした結果、決められなくなった

こうして、私はハウスメーカーについて徹底的に調べました。

  • 各メーカーの特徴や価格帯、住宅性能
  • 実際に家を建てた人の体験談
  • 住宅業界に詳しい人の解説

とにかく、気になる情報を集め続けました。

ところが、ここで問題が発生します。

どのハウスメーカーも良く見えてしまうんです。

もともと私は優柔不断な性格です。それぞれのメーカーに良いところがあると、なかなか1つに絞れません。

「このメーカーの性能は魅力的だな」

「でも、こっちのメーカーも良さそう」

「価格を考えると、こっちも捨てがたい」

そんなことを考えているうちに、どんどん決められなくなってしまいました。

調べれば調べるほど、知識は増えるのに決められなくなる横軸は調べた量。調べた量が増えるにつれて、知識の線は右上がりに増えていく。一方で、決めやすさの線は右下がりに下がっていき、最後は決められなくなる。数値ではなく、当時の感覚を表したイメージ図。知識は増える決めやすさは下がる調べた量
調べれば調べるほど、知識は増えるのに決められなくなる(当時の感覚のイメージ)

調べれば調べるほど知識は増えていく。でも、決断には至らない。

なんとも困った状況です(笑)。

それでも、気になっていたメーカーはあった

そんな優柔不断な私でしたが、ぼんやりと気になっていたメーカーはありました。

1つは、セキスイハイム。

理由は、やはり機能性や合理性です。当時の私は、家づくりにおいて機能性を重視したいと考えていました。そのため、工場生産による品質管理など、合理的な家づくりをしている印象のセキスイハイムには魅力を感じていました。

そして、もう1つが大和ハウスです。

音響面に強みがありそうなこと。耐震性にも期待できそうなこと。特に、音楽をやっている妻のことを考えると、大和ハウスも良いのではないかと思っていました。

ただし、価格は高そう。そういった点も含めて、まだ決めきれない状態でした。

まとめ|調べるだけでは、答えは出なかった

家を建てると決意して、まず私が始めたのはハウスメーカーの情報収集でした。

YouTubeを中心に、各メーカーの特徴や価格帯、住宅性能について徹底的に調べました。そして、調べた内容を妻にプレゼンする日々。

しかし、調べ尽くした結果、どのメーカーにも魅力を感じてしまい、結局1つに絞ることはできませんでした。

それでも、当時の私の中では、機能性を重視したセキスイハイムと、音響や耐震性に魅力を感じた大和ハウスが気になっていました。

ただ、この段階では、まだネット上の情報を中心に比較していただけです。実際の家を見たわけではありません。

調べるだけでは分からないことも、きっとたくさんあるはず。

そんな状態で、私たちの家づくりは次の段階へと進んでいきます。

家を建てると決めてから、次の段階に進むまでの流れ前回の記事で、家を建てると決めた。次に、YouTubeを中心にハウスメーカーを調べた。その結果、調べるほど決められなくなった。それでも、気になっていたのはセキスイハイムと大和ハウス。次の段階は、実際にハウスメーカーと接点を持つこと。ここは次回の記事で書く。前回家を建てると決めるYouTubeを中心にハウスメーカーを調べるその結果調べるほど決められない気になっていたのはセキスイハイムと大和ハウス次の段階ハウスメーカーと接点を持つ次回
家を建てると決めてから、次の段階に進むまで(実線はこの記事で書いたところ、点線は次回の記事で書くところ)

次回は、実際にハウスメーカーと接点を持っていく過程について書いていこうと思います。

続きはこちら:ネットで調べるだけでは分からなかった。夫婦でハウスメーカーを巡って感じたこと ― 家づくり記録③